些細なことなのに、すぐに子供にイライラしてしまう
子供にきつく当たってしまう
まさか私、毒親予備軍?
言うことを聞いてくれなかったり、何度言っても同じことをしていたり、子供のちょっとしたことにイライラしてしまうことってありますよね。
この記事では、イライラしてしまう本当の原因を探り出すことによって、穏やかな気持ちで子供に接するようになれる方法を解説しています。
私自身も2人の子供の子育て真っ最中ですが、今までは自分の感情を抑えられず子供にきつく当たってしまうことなんて日常で、感情が抑えられず怒鳴ってしまったりということが多々ありました。
そんな私でしたが、現在はかなり改善に至り、穏やかな自分がいます。
日ごろイライラに悩んでいるお父さんお母さんにもその対処方法をお伝えしたいと思います。
目次
あなたはどんな時子供にイライラを感じますか?
- おもちゃや食べ物で部屋をぐちゃぐちゃにされた時
- 夕方なのに公園から帰りたがらない時
- 触ってほしくないものを持ちたがる時
- 子供が牛乳をこぼした時
- 手を洗った後拭いてくれない時
- 汚れた手で触ってきた時
- 公共の場なのに子供が騒ぐ時
ついイライラしてしまうシチュエーションって無限にありますよね…。いくらでも思いついてしまう。
子供にどんなに散らかされても「あらまあ、たくさん散らかしたわね~」なんて言える寛容な親になりたいものです。
本当はどう感じてる?イライラを分解してみよう
一生懸命作ったごはんや離乳食を食べてくれない。
そんな時もイラっとしますよね。
- せっかく時間かけて作ったのに!
- 栄養も考えて作ってるのにどうして食べてくれないの?
- 食べないならもう作りたくない!
こんなことを私もよく考えていました。
感情として表れているのは「イライラ」ですが、本当はもっといろいろな気持ちを感じているはずなのです。
- 子供の体重が増えなくて心配
- 自分の頑張りが無駄になって悲しい
- 栄養が足りていないのではないかと不安
このように心配・悲しい・不安というものがごちゃ混ぜになった気持ち、これが「イライラ」の正体です。人間の感情は本当に複雑にできていますね。
他の場合はどうでしょうか。
●夕方なのにもっと遊びたいと公園で駄々をこねられてイライラする時の本当の気持ち
- 早く帰ってごはんを作らないと夫に文句を言われるのではないかという不安
- 子供を寝かせる時間に響いて、夜更かしさせてしまうのではないかという心配
- 時間的にせかされることが予想されるのでつらい
●公共の場で子供が騒いでイライラする時の本当の気持ち
- 周りの迷惑になっているのではという心配
- きちんとしつけができていない親だと思われるのでは?という不安
ああ、私はこういうことが不安だと思っていたんだな、このことを心配していたんだな、ということがわかります。
そして、そのつらい気持ちを自分で認めてあげるとどうなるか。
イライラの矛先が子供ではなくなります。
手抜きをしてはいけないという優等生思考は捨てる
些細なことにイライラしてしまうのは、子育てが大変、忙しい、自分の時間がない、など心の余裕を持てないことも要因です。
人はそれぞれ考え方のパターンやクセというものを持っているのですが、心の余裕がなくなりやすい人の考え方の根底には、あるクセがあります。
このクセを自覚するだけできっと心が軽くなります。
- ~するべき
- ~であるべき
- ~が常識
- ~していないとおかしい
これはけっして悪い考え方ではありません。むしろ何にでも全力できちんと頑張るタイプの人に多い考え方です。
ところが、この考え方のクセを持っている人は、自分でも気付かないうちに頑張りすぎてしまい、心に余裕が持てない状態になりやすいのです。
きちんとしなければ、できるようにならなければ、理想の母親でいなければって無意識に頑張ってしまっていたんですね。
例えば、おもちゃで部屋が散らかり放題、ぐちゃぐちゃにされた時イライラする気持ちの裏には「部屋は片付いていなければならない」「きれいな部屋であるべき」という思い込みがあるのです。
まずは、その思い込みを取っ払っちゃいましょう。
育児で大変な時期も部屋はきれいに片付いている必要がありますか?
晩ごはんは毎日決まった時間に完成していなければなりませんか?
イラっとしそうになったら、まず自分に問いかけてみてください。
なぜそれをする必要があるのか。
しなかったらどうなる?
何か困ることがある?
無意識のうちに、自分に完璧を課してしまっていませんか?
実は本当にしなければならないことってそんなにないんですよ。
しなくても大して困らないことばかり。
しようと思える余裕ができた時したらいいのではないでしょうか。
学校では教えてくれない子育て方法
考えてみれば、そもそも子育ての方法って誰も教えてくれないんですよね。
育児書や雑誌などには、「ほめて育てましょう」とか、「優しく見守りましょう」とか、いかにも参考になりそうなことが書かれてはいますが、優しく見守れない時のことまでは教えてくれません。
自分が親に言われた言葉、親の行動、親の考え方、それがすべてで、それは自然に刷り込まれているものです。
その刷り込まれた情報をたよりに私たちは子育てをしているのです。親も、祖父母もみんなそうしてきたのです。
自分が子供の頃、言うことを聞かなかったりした時はいつも親に厳しく叱られたという人は、その方法・その考え方しか知らないわけです。
それが良いか悪いかではなく、知らないなら学べばいいんです。
今は育児に関する情報もネット上にたくさんあります。
自治体の相談窓口やカウンセリングなど専門機関のアドバイスを受けるのも視野が広がります。
プロが指導するカウンセリングやセミナーなども、自分に合った信頼できるところをしっかり選びさえすれば効率も良く有効です。
まずは「イライラをやめたい」と気付けたこと、「イライラしてしまう自分を変えたい」と思えただけでも十分素晴らしいと思いますよ。
↓「うちの子はどうして言うこと聞いてくれないの?」声掛けのコツを学ぶ方法をご紹介しています。