今年の夏ごろから「防災士」の資格を取りたいな~となんとなくぼんやりと考えていました。
何かやりたいことがあって資格取得を目指している・・・わけではなく、あえて言うなら「ちょっとかっこいいから」?
いや、私の防災スキルを高めるためです。
テレビのニュースなどでもたまに耳にするようになった「防災士」ですが、どのような資格なのでしょうか。
今回は、私の防災士資格取得についての計画と経過をお話ししたいと思います。
ちなみに防災士の資格はまだ取っておりません!
まずは防災士という資格がどのようなものなのかを軽くご説明しておきたいと思います。
目次
防災士とは何ができる資格なのか
防災士というと、いかにも防災に関する講演をしたり災害時に指揮を取ったりしそうなイメージはないでしょうか?
中にはそのような方もいらっしゃるのかもしれませんが、実際は企業や自治体の防災担当者などがほとんどです。
そして防災士は民間の資格なので特定の権利や義務もなく、防災計画を立てたり災害時には初期消火や避難誘導を積極的に行う「自発的な防災ボランティア」的位置づけの資格なのです。
防災士の累計認定者数
防災士は日本防災士機構という団体が認定する民間資格です。
2018年11月の認定者数は全国で1,754名となっており、2018年11月末時点での累計認定者数は159,118名にも及びます。
第1回目の試験が実施されたのが2003年と、新しい資格のわりに認定者数(受験者数)が多く資格としてはかなり人気がある方なのではないでしょうか。
防災士の資格を取るには
防災士の資格を取るための流れとしては、
- 研修を受けない科目のレポート作成(19科目)
- 研修(12科目)
- 試験
- 合格
となります。
レポート作成は家で書いて試験当日に持って行かなければならないのですが、研修と試験は2日に渡って行われます。
この時点ですでに心が折れそうなのですが・・・
まあ過去問見る限り合格率も高そうだし、頑張れば何とか取得できそうかなと、思っていました。
少なくともこの時点までは。
驚愕の受験費用
「日本防災士機構」のホームページをさらに読み進めていくと、研修と試験に関する費用のことが書かれてありました。
「資格取得一括費用の平均:約61,000円」
つまり、研修~認定証発行までの受験にかかるすべての費用ということらしいのですが。
高い!
高いよ!!
自分で勉強する教材などを含めた通信教育などではあり得る金額かもしれませんが、民間資格の受験そのものに6万円なんて聞いたことがありません。
一応研修では百戦錬磨の防災の達人とも言える方々の充実した講義を聴けるとは言え、これはどうなんでしょうか。
冒頭でご説明した「防災士は何ができる資格なのか」を覚えていますか?
ボランティア活動をするためにサッと6万円払えるかと言われると少しためらいます。
そして私は「日本防災士機構」ホームページを離れ、受験経験者の体験談を探すことにしました。
みんな本当に6万円払って受験しているのだろうか、と。
助成金交付と特例措置
色々と調べた結果、助成金を交付している自治体があるとのことだったので、さっそく近隣の自治体のホームページを確認しました。
ですが、どこも本年度の助成金はすでに定員に達したとのこと。
おそらく助成金というのは、自治体や町内会などの防災担当者のために用意されている枠のようで、私のようなただ資格を取りたいだけの人間には行き渡らないのではないかと思います。
助成金はあきらめて次の方法を探します。
次、次。
助成金とは別に「特例措置」をしてもらえる場合がいくつかあることがわかりました。
特例措置をしてもらえるのは警察官、消防に携わったことがある人などです。
当然、私は警察官も消防団も経験したことはないのですが、一つだけ頑張ればなんとかなりそうなものがありました。
それが「赤十字 救急法救急員資格認定者」。
「赤十字救急法救急員資格」を取れば安くなる?
赤十字救急法救急員資格を持っていれば、通常61,000円かかる受験費用がなんと35,000円になるという、まるでジャパネットたかたのような超お得案件です。
一気にテンションも上がります。
(冷静に考えると35,000円でも私にはまだ高いですけどね。)
そこで今度は赤十字救急法救急員資格の取得方法について調べることにしました。
内容としては心肺蘇生法だとかAEDの使用法だとかそのような応急処置を学ぶものとなっており、受験費用は合計3,200円。
こちらはぼったくり価格高額ではなく安心しました。
そして講習詳細を見ると、1日目4時間、2日目・3日目は各6時間・・・。
3日のうちどの日かとかではなく、3日間全部遅刻早退なしで受ける必要があるそうです。
3日も行かないといけないのかと思うとちょっとつらい。(2日間の日程の場合もあるようです)
またまた心折れます。
防災士の試験も、赤十字の試験も土日を中心に実施されているようで、赤十字の講習・試験に至っては夕方開始~終了21時なんていう時間帯があてられている日程もありました。
日中会社で働いている方々の利便性を考えてのことだとは思いますが、小さい子供がいる主婦にとってはまず行けない時間帯ですよね・・・。
・・・という調査を済ませた段階で今足踏みをしている状況です(笑)
防災士の資格を取る計画まとめ
防災士の資格を取るには?
- 防災士の資格を取るにはレポートと2日間の試験があり、受験費用は61,000円かかる
- 特例措置を受けられる有資格者もおり、その場合は受験費用が35,000円となる
- 赤十字救急法救急員資格を取得するには、2~3日間の講習・試験を受ける必要がある
合格率は高そうなわりに、育児中の主婦にとってはハードルがとても高い資格です。
時間とお金に余裕がある人しか取れない民間防災資格っていうのもなんだかモヤモヤしますが、まあ、実際の災害時に子供連れというのは、助ける側というより助けが必要な側であることは明らかなんですけどね…。
が…それでも資格は取りたい。
いつか防災士の資格を取って防災徽章(バッジ)を付けてみたいです!
ちなみに徽章交付には900円必要だそうです。
以上、防災士の資格を取りたい!という記事でした!