子供とのくらし

小学生の癇癪が一瞬でおさまった魔法の言葉

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吠える・泣き叫ぶ・暴れる

そんなわが家の小2の息子にかけた言葉。

 

「泣いて暴れるのは簡単だもんね。赤ちゃんだってできることだもんね。」

 

こんなありふれた言葉で、実際に息子は一瞬で泣き止み、納得したのです。

え?こんな言葉で?って感じですよね。

 

この言葉のどこに息子の納得ポイントがあったのか。

そして、納得して泣きやんだばかりか、翌日から一気に行動が変化した声かけもご紹介します。

小学生の癇癪とは

通常、癇癪(かんしゃく)は2歳から5歳くらいの幼児に多くみられます。

そもそも癇癪とは、自分が思うようにならないために、泣いたり暴れたり暴言を吐いたり人や物を叩いたりすることです。

つまり、気に入らないことがあった時、感情のコントロールができない状態のことです。

 

例えば、幼い子が自分で着替えをしたいのにうまくボタンがとめられない時。

これは自分がやりたいことに対して能力が伴っていないことが原因で起きる癇癪で、2~5歳くらいの子供だとしょっちゅうあることです。

というか、子供ってそういうものです。

生まれて何年もたっていない子供に感情をコントロールしろなんてまずムリですからね。

そのような場合は、抱っこしたり落ち着くのを待ってあげるのが良いようです。

 

ただ、それが小学生ともなるとどうなんでしょうか。

癇癪を起こすこと自体は、けっして悪いことでも恥ずかしいことでもないです。

ですが、徐々に社会性を身につけていけるよう、親がアシストしてあげる必要があるのかもしれません。

 

ゲームがクリアできなくて悔しい気持ち

今息子はニンテンドースイッチの「スーパーマリオオデッセイ」にハマっているのですが、まあ、ゲームなので何度チャレンジしてもクリアできない難しい場所なんかがあるんですよね。

その日も、どうしてもクリアできない場所があったようで、突然癇癪を起こし始めたのです。

できなくて悔しい気持ちはわかりますよ。

よくわかります。

でも暴れ方が…小学生にもなると体も声も大きいし、母親の私ですら怯んでしまいそうになります  。

そこでついつい言ってしまったんです。

 

そんなに怒るなら一旦やめたら?

ゲームって楽しいからするんでしょ?違うの?そんな泣きわめくんならもうしなくていい!

私の語気が荒くなると同時に息子の癇癪もひどくなり、さらに手が付けられない状態になってしまいました。

怒っても仕方ないとわかっているのに怒ってしまうという悪循環。

 

そこでどうしたものかと少し考え、息子に言ったのが例の言葉です。

「泣いて暴れるのは簡単だもんね。赤ちゃんだってできることだもんね。」

本当に一瞬でした。

息子はハッとわれに返ったかのようにピタッと泣き止んだのです。

そして私は、

「泣いて暴れるのは簡単だよね。でも、あきらめずにできるまで頑張るのがいいと思うけどどう?」と続けました。

すると息子から

「だから!そう言ってるの!」

という言葉が返ってきました。

 

(…は?そうなの?どういうこと?)(笑)

 

よくわからないけど、納得してる!

泣き止んだぞーーー!

息子はなぜ納得して泣き止んだのか

この言葉の効果を実感するために、まず自分に置き換えて考えてみることにしました。

例えば、子供が宿題をしない・片付けをしないなんて時、ついつい怒りが湧いてきますよね。

「なんで宿題しないのー!」なんて言って。

もしもその時、

「子供に怒りをぶつけるのは簡単だもんね。」

と言われたらどうでしょうか?

ちょっとハッとしませんか?急速にクールダウンするとともに、怒る以外にも方法があるのかもしれない?というような気分になりませんか?

 

泣いて暴れるのは簡単だもんね。という言葉。私はそれほど深く考えずに発した言葉ですが、これに含まれる意味を考えてみました。

・あなたは今、本来の実力よりもレベルの低いことをしてるんだよ(指摘)

・でももっと高レベルなことができるということをお母さんは知ってるよ(応援)

息子のプライドを傷付けず、うまーく指摘できていたのでしょうかね。

 

驚いたことに、翌日から息子は人が変わったように聞き分けがよくなりました。

弟との物の取り合いも少なくなり、ゲームで難しいところがあっても前ほど大暴れしなくなりました。

しかも、その時の息子はなんとなく誇らしげなんです。

子供の心に響く伝え方・言ってはいけない伝え方

私も今までに似た言葉をかけたことはあります。

  • あきらめたらダメでしょ
  • 難しいからこそ頑張ってやったら楽しいんだよ

でも、これでは息子の心には響かなかった。命令や押し付ける言い方ではプライドがくすぐられないんでしょうね。

 

では、これはどうでしょうか。

  • 赤ちゃんでもできることだよ
  • 赤ちゃんみたいでかっこ悪いよ

一見同じことを言っているようですが、実はまったく別のことを言っています。

主語をつけてみましょう。

  • 泣くことは赤ちゃんでもできることだよ
  • あなたは赤ちゃんみたいでかっこ悪い

一つ目は行動についての事実を言っているのに対して、二つ目は子供の人格を否定しています。

ついつい言ってしまいがちな言葉ですが、人格を否定する言葉を入れないのが大切です。

さいごに

わが家で効果てきめんだった小学生の癇癪への対処方法をご紹介しました。

親も子供も100人いれば100通り。

 

もうすでに何度も子供の人格を否定する言葉を言ってしまってるわ…

時すでに遅し

 

という方もいらっしゃるかもしれません。

が、大丈夫。

今から変えればいいだけです。

断言します。遅いなんてことは絶対ない!

ぜひ試してみてくださいね。

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